物理の力学分野が苦手です

◯相談内容:

2年生になって得意としていた理科が偏差値50に達しません。特に物理の力学(慣性の法則)の範囲が分からないといいます。希望校は神戸大学工学部です。
私立高校に通っていますが、実は入学後からクラスの雰囲気が悪く、ちょっとしたいじめに子どもがあっていたり、それを学校に相談しても、いつもやんわりとかわされて、高校1年生の一年間は、勉強に身が入らなかったことも大きかったです。どちらかというと意欲的な子どもで、小学校の時に受験したときも、それなりに頑張りを発揮して今の学校に入ることが出来たのです。
一度家庭教師に来てもらってわが子の状況をじっくり見てもらいたい気持ちになっています。きっかけは、子どもの友人が何人か家庭教師をつけていて、成果が出ているのを見たことです。
いじめ事件はいまは解決して、やっと心おきなく勉強できるチャンスと思っています。家の中には犬がいて、それでも大丈夫という、なるべく明るいプロの家庭教師の先生がいいです。(奈良県香芝市・高校2年・男子)

◯回答:

力学は「物体が他者から受ける力の大きさ・向き(ベクトル)」を把握して、図に書き込むことを念頭におきましょう。問題集は例題と詳しい解法がすぐ近くに記述されているものを選んで下さい。物理の家庭教師として最大のお勧めの教材として「数研出版トライアル物理」3年生の夏頃から「数研出版 物理1・2重要問題集」を挙げておきます。何度も解き直して慣れることが大切です。「慣性」は確かに慣れないうちは難しい単元です。身近な現象の例として「加速している電車内の物体の状態」があげられますが、問題集にも必ず載っていますので解答の例を見ながら解いていきましょう。