昭和学院秀英中学校対策

学校名(分類)

昭和学院秀英中学校(共学校)

所在地

所在地:千葉県千葉市美浜区若葉1-2
電話:043-272-2481
交通:JR京葉線、海浜幕張駅・徒歩14分/JR総武線、京成幕張駅・各徒歩16分

校風

緑が多く落ち着いた環境。「明朗謙虚・勤勉向上」を校訓とし、健康な心身の育成、能力の開発、進路に適応する指導を教育目標に掲げている。英語が重視されており、国際的視野を広げ、語学力を養成することを目指している。10年より、週6日制となる。グラウンドは全面人工芝となっている。

募集

①40 ②100 ③約20

選抜方式

筆記:①②③ 国語・算数・理科・社会
国語・算数は各100点・各50分
社会・理科は各50点・各40分
通知書:コピー

主な大学合格実績

京大1 一橋大1 東京工大1 東京医科歯科大1 東京外大5 東北大2 筑波大5 横浜市大3 千葉大14 北大2 など

昭和学院秀英中学校受験に適したプロ家庭教師ページ

>>さいたま市浦和区/男性/昭和58年生まれ

>>神奈川県足柄上郡/男性/昭和61年まれ

>>東京都世田谷区/男性/昭和42年生まれ

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プロ家庭教師の小エッセイより

■なんとかして私立中学校に合格させたいです:

○ご相談内容:

昭和学院秀英を志望している小学5年生です。春から通わせていた塾をこの10月にやめさせました。

とにかくやる気が見えず、「本当に受験する気があるのか」といった話し合いを親子で何度も何度もしたのですが、そのときはちゃんとやると言いますが、すぐまたもとに戻ります。私も父親も共働きで、19時頃にならないと家に大人がいないため、学校から帰ってくる夕方からその時間帯まで延々と遊びに興じて、学校の宿題もしない始末。塾を辞めさせたのも、一度や二度ではないのです。行くふりをしてゲームセンターや本屋で時間をつぶしたり、学校の友達の家でマンガを読んでいたりしたからです。

本音は、親としては、そんな子が公立の学校に行けば、どんなことになるかわかっていますので、反抗期にもなりますし、高校受験のために結局は塾や家庭教師をつけなければならないから、今の間に集中して、頑張ってもらいたいのです。家に来てもらえる家庭教師なら、そんな息子でも少しは変わってくれるかと思い、ネットでいろいろ検索していましたら、こちらはプロの家庭教師だけを、しかも中学受験に強いとのことでしたので、お問い合わせいたしました。どうぞよろしくお願いします。

○回答(その1)

ご質問と似たようなケースの生徒さんを指導しましたが、こちらの場合もご両親が家業に忙しく、ほとんど学習管理が出来ていないようでした。

そこで塾に週4回に通いながら、塾の授業のない残りの日を私が伺い、ほぼ缶詰状態で受験勉強をしてもらいました。モチベーションを保つために塾で勉強し、私は塾のカリキュラムとは別に、復習を中心とした別カリキュラムを組みました。

お子様の場合は実際に体験授業等で詳細を伺わないといけないのですが、ご相談内容から推察して家庭教師の指導だけならば、週5~6位は必要かと思います。と言うのも、週1~2回程度では、家庭教師の来ない日は全く勉強しない可能性があり、効果が出ない恐れがあるからです。ただ、この辺りは経済的な問題もありますので、小規模でもきちんと管理して貰える塾に週3回通いながら、家庭教師に週2日位きてもらうなどの方法もお考えになられてはいかがでしょうか?

勉強習慣が身に付き、モチベーションが上がって来るまでは多少時間がかかりますし、塾も説明会等に参加されて検討するのに時間がかかりますので、早く手を打たれた方が良いかと思います。

○回答(その2)

保護者様が「なんとかして私立中学校に」と思われている気持ちを、本人さんがきちんと理解できていない,もしくは本人さん自身が私立に対して魅力を感じていない,もしくは勉強を苦痛に感じている,等が原因ではないかと思います。

実際に保護者様ともご本人様ともお話をさせて頂いたわけではありませんので、的外れなアドバイスであれば申し訳ないです。

数多くの私立中学校がある中で、5年生の段階で「昭和学院秀英」を選ばれたのはどうしてですか。どういった点に惹かれましたか。志望校を決めたのは、家族の中でどなたですか。

まず、6年生9月ごろまであたりのお子様の志望校決定について、一般的な指針を述べさせていただきます。

① 憧れの学校を設定する
② 今の成績よりもちょっと背伸びして届くぐらいのところを設定する。
③ 色々な学校を見てみて、「ここはちょっと嫌かな」と思う学校だけを選択肢から除外する。

というのがあります。

①は、単純に子どもの勉強に対する動機づけです。憧れの学校があるのなら、そこに向かって走ってみよう,という発想です。しかし、明らかに成績が離れすぎている場合などは、「どうせ無理だし…」と子どもに思わせてしまう原因にもなりかねないので、お子様のタイプによって、少し調整が必要です。

②は、今の成績で行けるのであれば、ちょっとぐらいサボってもいいかと子どもに思わせないため,少し背伸びして届くぐらいであれば、「今から頑張れば私にだって行けるのではないか!」と子どもは頑張れるようです。

③は、保護者様もよく「ここがいい!」という数校だけを選ぼうとされますが、実際の入試は第一志望校だけを受けるのではなく、併願で数校受けることになります。その時の選択肢として「ここの学校は嫌だ」というのがあれば、その学校を除外して併願パターンを組むことができますが、「ここが良い」ばかりの数校を選んだ場合,日程の重複,レベルの重複などで上手く併願パターンが組めないということも出てきます。なので、6年生の9月ごろまでは「いやだ」と思う学校のみを除外しながら選択肢を広げる時期だと思います。

さて、本題に戻りますが、
今回の志望校決定に関して、本人の意思は入っていたのでしょうか。(例えば実際に学校を見に行って)「この中学校に行きたい」と本人が言ったのか、ということです。

保護者様の本音はとてもよくわかります。お子様の将来のことを考えての事であることも伝わります。しかし、残念なことに小学生くらいのお子様は保護者様の意図はまだなかなか汲むことができません。もしかすると「親が引いたレールの上をなんで乗らないといけないんだ!」くらい思っているかもしれません。

缶詰め状態にするのも一つの手ではありますが、北風と太陽でいう、北風パターンのように思えます。缶詰めにしてなんとか受験には成功したとしても、その後がとても心配です。

まだ一年ありますから、十分間に合います。

叱るのではなく、もう一度お子様の気持ちを確かめてみてください。「受験する気があるのか。」と問い詰めたら子どもは「はい」と答えてしまうものです。「本当はどうしたいの?」と耳を傾けることが大切に思います。
そして、保護者様が「こうしたらいい」とお子様の将来を決めるのではなく、保護者様の悩みや考えにお子様も巻き込んでみてください。

その後、塾に通うのか、家庭教師をつけるのか、本人様と一緒に悩み,考えることをお勧めいたします。