渋谷教育学園幕張中学校対策
学校名(分類)
渋谷教育学園幕張中学校(共学校)
所在地
所在地:千葉県千葉市美浜区若葉1-3
電話:043-271-1221
交通:JR京葉線、海浜幕張駅・徒歩10分/JR総武線、幕張駅、京成線、京成幕張駅・各徒歩18分
校風
「自調自考」をモットーに、一人一人を大切にして個性豊かな人間を育てる方針で、六年一貫教育により学習成果の向上を図っている。1・2年次は1クラス約35名の少人数編成。海外研修や、多くの留学生の受け入れを行うなど、国際交流が盛ん。2か月に一度校長講話があり、生徒は感想を書いて提出している。
募集
190名
選抜方式
主な大学合格実績
東大34 京大5 一橋大10 東工大14 東京医歯大3 東京外語大4 お茶の水大2 東北大4 筑波大7 横浜国立大3 横浜市大1 千葉大26 北大4 東京農工大1 東京芸大2 防衛医大5 早稲田165 慶応119 上智52など
渋谷教育学園幕張中学校受験に適したプロ家庭教師ページ
その他のプロ家庭教師一覧
お寄せいただいた学習相談集より
■すぐ感情的になる息子について:
○相談内容:
小学4年生の息子です。中学受験をさせて、中高一貫校でじっくり学力を蓄えて、大学受験を勝負と考えています。ですので中学自体はしっかりと見てもらえるところであればよく、今のところは具体的に決めてはいません。
父親である私と家内とも中高一貫校出身ですから、受験自体がそんなに生易しいものとは思っていないのですが、この息子が、非常に頭が固いといいますか、感情的になると話を聞こうとしなくなるのです。先日も算数の平面図形の面積を求める問題を解いていたとき、横で見ていますと、補助線を引いて求める事に気がついているまではいいものの、まったく見当違いのところに引き、迷路にはまってしまっていたので、私が正しい位置に補助線を引かせ、ごく短時間で解答まで行き着く事を示したのです。
すると「そのやり方は僕思いつかないから、わかんない」といい、また元の間違った場所に立ち戻り、延々30分以上も意固地になって自分のやり方を通そうとします。最後には机の上の文房具を乱暴に払いのけて、こたつの中に潜り込んで出てきません。こんな事が日常茶飯事に起こり、明らかに周回遅れぎみの進度です。そろそろ中学受験を専門に教える家庭教師をつけようか迷っています。小学4年生の内容も範囲によっては全然理解できていない部分が多々あり、少々焦っております。
○回答(その1):
はじめまして。もうすぐ5年生でいらっしゃいますね。中学受験のことは、ご両親様がご経験者でいらっしゃいますので、ご経験を踏まえてのサポートは十分かと思います。
お勉強についてですが、問題が解けずに感情的になったり落ち込んだりすることは、誰にでも起こり得る自然のことだと思います。
特にお子様にとっては自分が難しいと思っている問題をすらすらと解かれるお父様に対して「お父さんは、すごいな!」と思うと同時に焦りと苛立ちを感じてしまうのではないでしょうか。
お子様が感情的になられるのは、ご両親様のことが大好きであり、尊敬していることの裏返しのように思えます。
この春休みにご家族みなさまで、いくつかの私立中学校を見学に行かれてはいかがでしょうか?お子様に中学受験を意識してもらうこと、行ってみたいと思う学校に出会えることは中学受験への一歩だと思います。
そして中学受験に向けて頑張りたいというお子様の気持ちが固まりましたら、お子様の気持ちと状態にいつも寄り添い、じっくりとお話を聞いてくれる家庭教師の先生と一緒にお勉強を進めてゆかれることをお勧めいたします。
大手受験塾では日々の生徒さんへの対応は家庭教師ほどは密ではありません。また親子でのお勉強はお互いに感情的になってしまうことが多く、実りを実感しにくいと思います。
中学受験に向けて、最良の形で軌道に乗られますようにとお祈りいたします。
○回答(その2):
はじめまして。当方中学受験の算数を専門にしております。
親子の会話エピソードを読み、少し気になりましたのでコメントさせていただきます。
中学受験の算数においては、「速さ」「平面図形」「割合」この3つは出題されない学校はありません。その中でも小学校4年生における算数の中心課題は「平面図形の求積」です。
小学校ではまだ一辺が1cmの正方形で埋めることができる正方形や長方形の面積の求積しか取り扱っておりませんが、中学受験の塾などでしたら、小学校では5年生で扱う三角形,平行四辺形,ひし形,台形の面積,小学校では6年生で扱う円やおうぎ形の面積も扱っていることがほとんどです。塾の進度にも寄りますが、公式の意味を理解するよりも、公式を暗記して取り組んでしまっている子も多いように思われます。(また、塾によっては比をからませた面積まで踏み込んで扱っている場合があります。)
さて、補助線を引く問題で線が引けないとのことでしたが、直線図形の求積の場合,引いて解くか分けて解くかの王道2パターンがあります。このどちらのパターンの求積においても大前提にあるのは「直角に注目する」ということです。「見当違いのところに引こうとしてしまう」というのは、そこにつまづいている可能性があります。
直線図形の求積は「縦×横」「底辺×高さ」どちらも必ず直角の関係です。補助線を引くとき,直角の関係を活かせるように分けなければいけません。これは「思いつく,思いつかない」ということではなく、一種のテクニックということもあります。
上記はほんの一例です。
中学受験を専門に教える家庭教師の場合、このようなパターンで解けるような解法は熟知しております。また、それを「パターン」「暗記」として教えるのではなく、「なぜそこに注目すればとけるのか」「理解」を伴うように指導することができます。
理解が伴うと、パターンからずれた応用問題が出題されても対応できる力につながります。
あと2年弱で入試はやってまいります。
「小学4年生の内容も範囲によっては全然理解できていない部分が多々あり」とのことですが、ぜひこの春休みなどを活かして復習しつつ、入試に向けて悔いのないように頑張っていただければと思います。
また、子どもは理解できたり問題が解けたりしてくると、勉強に対する姿勢も少し変わるようです。