時間を上手に使う方法

成績がなかなか上がらないとき、皆さんはどのようになさいますか。

「遊んでばかりいないで、勉強しなさい」と言って叱りますか?

書店に立ち寄って親子ともに役立ちそうな、自己啓発本を何冊も購入する?

塾や予備校を変えますか?

私たちプロの家庭教師から見ますと、それらをいくら試してみても、多くはさほど成果が出ず、根本的な問題解決に至っていないケースが実に多いのです。

そこで皆さんには、一番身近にあるにもかかわらず、最も見落としがちな大切な視点をお伝えしたいと思います。

それは「時間管理」です。

1日24時間。これは世界中の誰にも平等に与えられたものです。

その大変貴重な要素を意識的に有効活用することで、劇的に変化します。確実に成績があがります。

そういうと、どうですか?思い当たる点がいくつも見えてはこないでしょうか。あれは無駄、これも無駄。実に粗末に扱われている「時間」。

次のことをぜひ実践してみて下さい。簡単です。

「緊急性の高さ」と「重要度の高さ」

この2つを使って、勉強や仕事だけではなく、生活全般にわたって行うこと全てを次のように分類するのです。4つに分類されます。

①「緊急性が高く、重要度が高いこと」

これは、なるべく早く、集中して実行しなければなりません。一日の中で一番頭が働き、シャキッとしているときに時間をかけずにさっとかたずけることがコツです。切迫した状況に置かれているため、嫌でもしなければならず、あまり問題なくクリアできます。

②「緊急性は高くないが、重要度が高いこと」

例えば、予習や復習がこれに当たります。やらなければならないことはちゃんと分かっていても、今日はしんどいから明日やろう。またいつかやろう。そう思いながら結局一つもできなかった、という方がほとんどだと思います。これを意識的に、①の次に時間確保すべきなのです。プロ家庭教師のアプラスでは、特に②の管理が一番のポイントとして挙げています。

③「緊急性は高いが、重要度が低いこと」

友達が家に訪ねてきたり(遊びのお誘いに)、時には電話やメール、ラインなどでのアクセスが入ってきたときなど。これはゼロにするわけにはもちろんいかないのですが、やたらと頻繁に時間を費やすことでもありません。注意しましょう。

④「緊急性も低く、重要度も低いこと」

だらだらとテレビやネットの動画を見たり、ゲームをしたり漫画を読んだり。これもゼロにする必要はないのですが、せめて受験が終了するまでは我慢して最小限にとどめるべきです。また就寝時間になってもなかなか寝ないなど。こうしたことはゼロにできます。しなければなりません。翌日の起床時間に影響し、次日に寝不足で頭が働かず、イライラしてろくなことがありません。

以上を意識的に分類し、実行するのです。

教材がいいとか悪いとか、塾や家庭教師がどうと言う前に、まずはやってみましょう。必ず成果が表れます。すべきことを行えば、当然のこととしてできるようになるはずです。記憶すべき事柄が大幅に増え、計算力や読解力が身につきます。

「しなければ、何も変わらない」です。