中学受験の算数に置ける重要なエッセンス

中学受験算数を学ぶ上で絶対必要な基礎となる柱がいつくかあります。大きな家を建てるためには太くしっかりした柱が必要ですよね。それと同じです。その柱が何本か足りなかったり、ぐらぐらと揺れて頼りなかったりすると、安全で暮らしやすい家には成りえませんよね。それぐらい重要です。

■計算力:これは馬鹿にできません。スポーツ選手が柔軟体操を欠かさないのと同じです。怠けて計算力をつけておかないと、大けがにつながる恐れがあるくらい重要です。
整数・少数・分数の四則計算を正確にできるように「訓練」しなければなりません。逆算も重要です。工夫しないと解けない、特殊な計算も出てきます。別な機会にまたご紹介いたします。

■単位換算:これが弱いと致命的な状況に陥るはめになります。すべての文章題のいたるところに現れて、まるで落とし穴のように意地悪く生徒たちを待ちうけています。かつて私に算数の基礎を一から指導していただいた中学受験塾の女性の塾長(他界されましたが、戦中のお生まれだったと記憶)、がよく、「あんたら命数をしっかり学んどかな、あとでえらい目に合うで!」とおっしゃっておられたのですが、「命数」が最初何のことかわからず、もちろん子どもたちも分かるわけもなく、ポカンとしたこともありましたが、それが単位のことだと知ると、なるほどと納得したものです。それにしても「命」とは確かに、点数を確実にゲットするという意味でそれぐらい重要だという気にもなります。

■割り算の意味を知る:これも重要です。ABCABCABCABCA・・・と繰り返す文字の91番目は何ですかといった問題で我々大人ならすぐに91÷3=30あまり1とし、答えA。と出来るかもしれませんが、商30とあまり1の意味が分からない子が少なからずいるのです。実際にABCクッキーなどを使って目の前で実践したこともあります。それくらい重要です。紙の上で分からなければ、お菓子など身近なものを使ってでも丁寧に解説すべき、大きな柱の一つです。

■植木算:これも欠かせません。木の本数と間の数との関係を知る単元です。数パターン存在し、相当訓練しないとその出題形式のバリエーションに翻弄されて、得意・苦手が大きく分けられてしまうちょっとした関門となるところです。

■割合:4・5年生で習う単元ですが、彼らにとってはゲームにおけるラスボス級の手ごわさだと思います。○○割引き、××パーセント増し、全体のうち残りの2/3など・・・数週間にわたって学習させられる割にはなかなか身につかず、夏休みなどの長期休暇中に集中して再度学ばせるなど、根気よく指導しなければなりません。

エッセンスと言うくらいですから、これくらいにしておこうと思います。柱が太く頑丈であればあるほど、お子様の受験に確たる基盤を与えることでしょう。単元ごとの学習法はまたの機会にゆずることにいたします。