立体図形が苦手です
◯相談内容:
中学受験を控えた娘の母です。算数の「立体図形」とくに「立体容器に水を入れ、深さや体積を求める問題」が苦手です。受験校の過去問にもよく出題されているようですが、どう対処すればよいでしょうか。
小学5年生の時に一度学生の家庭教師に来ていただいたのですが、その頃丁度立方体を切断して体積を求めたり、表面積を求めたりする問題を教えてもらっていたのですが、娘も私たちも家庭教師というものがどういったものかよくわからずに付けたもので、子どもと先生の相性が良くなかったのか、教えて頂いた内容に娘が拒否反応を示してしまい、そのころから図形が嫌いになってしまったようなのです。
平面図形の面積を求めたり、角度を考えたりするのは好きなので、元来図形は嫌いではないはずなのです。分かりやすく、楽しい授業をしてもらえるプロの家庭教師の先生を考えています。(京都府木津川市・小学6年生・女子)
◯回答(1):
図形に関する問題は次の点に注意して対処してください。
①図があらかじめ描いてある場合、問題文中の数値を正確に図に書き込んでください。
②三角形の三辺の比や相似比が利用できるか試してみる。
③「柱体の体積=底面積×深さ」を常に念頭に置いておく。
④単位時間あたりに入れる水量を速さにおきかえて「速さのつるかめ算」が使える場合があるので、念頭に置いておく。などです。
具体的な対処法は塾や家庭教師を利用し、数多くの問題にあたってみましょう。
◯回答(2):
確かに「水問題」は入試によく出ますが、大部分の受験生にとっては苦手単元の一つであり、勉強しにくい上になかなか理解できないやっかいな問題です。
そこで、
・水の中に完全に沈んでいる物体の体積を求める問題
・容器に入っている水を別の容器に移しかえる問題
・水の中に棒や立方体を沈めて高さを求める問題
・仕切りのある水槽に水を入れていく問題(グラフの読み取りを含む)
がよく出題されますので、これらに絞って解く練習をすれば良いでしょう。
その際には塾のテキストの例題から解いていき、問題を解くコツや解き方を理解しながら進めて下さい。
ただ、なかなか自力では学習しにくい単元ですから、熟練の家庭教師に指導して頂く事もお考えになられたら良いと思います。