学校と塾の宿題がこなせなくて困っています

◯相談内容:

現在、私立小に通っていますが、外部受験のため塾に通っています。通学に70分ほどかかるため、塾のある日はまっすぐ向かい、授業が始まるまで学校の宿題を自習室で終わらせるよう指示しています。でも、終わらないときも多く、塾から帰ってきて宿題・復習をやっても追いつかず、体力・気力とも、もちません。塾の先生方は「学校の宿題は手を抜くか、塾の復習をうまく消化しなさい」と言いますが、いかがなものでしょうか。実はこの点で、夫と意見が分かれています。夫は「ズルをさせていいものか。こんな小さなころからそこまでして勉強させてもろくな大人にならない」と言います。すべて否定するわけではないです。でも、知り合いのお母さんたちのほとんどは、塾の言うとおりだと言うのです。たしかにズルはいけませんが、「要領」ととらえて、子供には指示した方が・・・。専門のプロ家庭教師の先生方はどうお考えかお聞かせいただければ幸いです。(東京都杉並区・小学5年・女子)

◯回答(1):

現在も私立小学校、中高一貫校に通われているお子さんを指導させて頂いておりますが、毎年同じような問題でお母様が悩んでおられます。
まず、一週間の学習スケジュールを一覧表にまとめ、学校や塾の宿題のうち、何の教科を何曜日の何時から何時までにする、と細かく計画を立てる事をお勧めします。
それでも完了しない場合、過去にご家庭の方が学校の宿題(漢字練習、計算、工作など)を手伝われていましたが、最終的な手段とお考えになれば、と思います。その他の受験に直結することは私たち家庭教師が全般的にお手伝いします。塾での学習内容、特に算数が5年生から難しくなり、宿題をやりとげるにも時間や労力がかかります。
ご家庭での算数の学習時間を他教科の2倍程度をみて、就寝時刻までの学習計画を立ててみて下さい。

◯回答(2):

受験日が刻々と迫ってくる時期に、確かに学校の宿題(特に副教科)に振り回されるのはどうかと思います。学校の宿題も塾の宿題もどちらもパーフェクトにこなすのは不可能かと思います。「手を抜く」という表現は何か否定的なイメージがありますが、「8割程度で済ます」ようにして、やはり貴重な時間を塾の宿題に充てるべきです。その塾の宿題すら完全にこなすのは無理があるのが現状ではないでしょうか。一対一の個別指導や家庭教師なら、お子様だけのカリキュラムを組めますが、先生一人に生徒30人くらいの指導体制で授業が行われている場合、お子様向けではない問題も宿題の中に含まれていることもありますから、取捨選択は仕方ありません。受験校にあった問題だけに絞って学習時間に充てるように心がけましょう。